お金の勉強ブログ-お金の知識をわかりやすく簡単に学ぼう-

「お金の知識をわかりやすく簡単に学ぶ!」をテーマに、人生を豊かにするために必要なお金の知識を配信中!

【三井物産の仮想通貨】金価格に連動した暗号資産「ジパングコイン」を紹介。今後どうなるのか考察。

f:id:fxlifefs:20220220175727j:image

今回の記事は日本貴金属マーケット協会代表理事、池水雄一氏のコラム「金にひもづく暗号資産の可能性」の内容からお伝えします。
 
この動画をご覧いただければ金価格に連動する暗号資産、ジパングコインについて知ることができるのでぜひ最後までお付き合いください。
 
これまで金投資といえばこちらの4つ、現物・ETF・純金積立・先物取引が主な方法でした。
そこに新しく金価格に連動する暗号資産「ジパングコイン」が加わったことで、金投資の選択肢が1つ増えます。
 
暗号資産というとビットコインイーサリアムといった相場変動が大きい印象が強く、行き過ぎとも言える相場変動を避けるために登場したものが、法定通貨や安全資産にひもづいた暗号資産「ステーブルコイン」です。
このステーブルコインの一種として、三井物産が金価格に連動する暗号資産「ジパングコイン」を発行し話題になりました。
 
ジパングコインは国内の円建て金価格と同じ仕組みで、金1gあたりの価格で取引が行われます。
売買されたジパングコインは金地金を取引する業者間市場で手当され、ロンドンゴールドアカウントで保管運用される仕組みです。
金現物市場の取引価格がベースになるので、インフレ対策やコモディティへの分散投資の役割を既存の金投資同様に行うことができると言えます。
 
将来的にはジパングコインを送金や決済手段で利用できるサービスの提供や、金現物や他の仮想通貨と交換できるようにすることが計画されており、実現への期待が高いです。
現状は既存の金投資商品と比べて、使い勝手や取引コストがどれほど有利になるのかが焦点となります。
 
ジパングコインの今後の展望として大きな可能性があるのは、これまでコモディティと全く縁のなかった暗号資産の投資家層の参入です。
価格変動の大きい暗号資産の中で金価格にひもづけられ、その価値に信頼がおけるジパングコインは新しい資金の逃避先になる可能性があります。
金の取引を行なっている既存の投資家だけではなく、金相場に触れてこなかった投資家の目を金に向けさせる良いきっかけになるのではないでしょうか。